『副業をしている人は素晴らしい』体力と気力が必要なことだから

仕事

「二兎追うものは一兎も得ず」とはよく言ったものです。同時に2つのものを得ようとすると、体力的にも気力的にも、ことを成すのは難しいものです。それなのに本業以外の時間を使って副業までしている人がいます。本当に「すごい」ことです。

副業をする目的は、人によって色々な事情があるからでしょう。

・会社を辞めたいから

・経済的な事情から

・自分が好きな仕事をする為の準備

・その他

おおよそはこんな理由から副業を始めている人が多いのではないでしょうか。

筆者は、66歳で仕事を退職するまでは、常に一つの目的のために仕事をしてきましたが、この1年ほどは2つのことを同時に何とかしようと試みて感じたことがあります。

目的が違うことを同時進行でやろうとすると、結局、どちらも中途半端になってしまうということです。

現役で仕事をされている年代の方とは、そもそも根本的に事情が違うわけですが、それでも、これまでしたことがない「二足の草鞋」的なことをしてみて思うことは、「副業を頑張っている人はすごい!」ということです。

本業は生活の基盤ですから、目的はおおよそ「お金のため」に働いています。

しかし、副業は違います。

何か、強い目的がないと続けることは困難だと思うのです。

「二兎追うものは一兎も得ず」とはこのことかと思うのです。

インターネットがあるからできること

本業と副業の組み合わせは色々

同時に、2つの会社に勤めることはできません。

しかし、本業の仕事以外に自分の時間を使って、何かをすることは可能な時代になりました。

何をしようと自分の時間をどう使おうが自由なのは昔からそうですが、「お金を得る」ことに関しては自由にできたわけではありません。

でも、現代では、雇用している会社が副業を認めているケースも増えてきました。

本業と副業の組み合わせも人によって様々ですが、多くは、自宅でできる副業でしょうか。

現代では、「インターネット」があればできることが沢山あるのも選択肢が増えた要因ですね。

新型コロナの流行によって、世の中の価値観の変化は加速

在宅ワークの普及

筆者は、ちょうど新型コロナが流行する前から在宅ワークをしていましたが、その時には本当に会社員としての仕事を在宅でしている人はほとんどいませんでした。

同業他社にも完全在宅で仕事をしている人はいませんでした。

つい5年ほど前の話です。

それが、新型コロナの騒ぎが起きてからは、当初は「致し方なく」の事情から始まった在宅ワークでも次第に定着しています。

筆者は、自分が在宅ワークをしていたせいもあり、たかだかこの3年程度の世の中の変化には本当に驚きました。

特に営業職の場合は、もともと出勤する意味は薄い面もあり、保険営業をしている筆者の友人もコロナ時代は在宅ワークとなりました。

やるべきことをやっていれば、会社へ行っても行かなくても、仕事には支障はありません。

勿論、会社へ行かなければ仕事ができない職種もありますから、そのような職種の方にとってはコロナの影響は計り知れないことだったのではないでしょうか。

コロナの流行で仕事を失った人も多いと思います。

YouTubeの存在は大きい

見る側から「やる側」に代わる人が増えた

筆者もそうなのですが、「YouTube」によって色々な情報が得られる時代になり、なにをするにしても便利な時代になりました。

何かを勉強するにしてもテキストで読むだけよりも、「目で見る」ことの方がよほどわかりやすく、その上、楽しいですね。

「ミイラ取りがミイラになる」と言えなくもないですが、はじめは、見ることを楽しんでいたYouTubeでも、「YouTubeの始め方」なんて動画が増えたせいもあり、「自分もやってみたい」と始める人が急激に増えてきました。

コロナで自宅待機を余儀なくされて暇を持て余した人が増えたせいもあります。

そんな情報を見るにつけ聞くにつけ、これからの時代は1年先の予測さえつかなくなっています。

どんなに時代が変わっても、人間の身体は一つ

一日の時間は誰もが24時間

何かを始めることはすぐにでもできるかも知れませんが、継続していくことは本当に難しいことですね。

もっとこうしたいとか、ああしたいとか思うことなら沢山ありますが、身体がついてきません(笑)

考えているだけでも時間は過ぎていくというのに、やろうとするなら、やはり身体が基本です。

若い人でも体力が基本ですから、いくら能力がある人でも人の2倍はできないと思います。

身体も頭も、一人に一つです。

これだけは、平等に神様から与えられたものです。

時間だって、平等です。

あの人は一日24時間だけど、私には30時間あるなんてことはないわけです(笑)

人によって違うのは、体力と気力と事情と考え方

自分のキャパを超えたことは無理がある

頑張っている人を見ると、自分にもできそうな錯覚が起きることがあります。(笑)

勿論、年代や、その時の事情によってできることは大きく違ってきます。

昔はできたことも、年齢とともに身体がついてこなくなります。

「こんなはずもあんなはずもない」訳で、気持ちだけは若い時と変わっていないと思っていてもです。

・30代ではできたこと。

・40代にならないとできないこと。

・50代だからできたこと。

・60代の今しかできないこと。

筆者のように、そんな年代を通り過ぎてきて見えてみるものがあります。

そして、自分がやりたくても限界があることを自覚した今、本当に本業以外の副業を頑張っている方はすごいなと思うのです。

誰かに強制されているわけでないことを、自分の意志と時間を目いっぱい使って頑張っているのです。

強烈な目的がなければできないことだと思うのです。

多分個人の事情や考えだけが副業する人を増やしたわけではなく、こんな時代では・・・ということもあるでしょう。

にしても、本業だけでも疲れているはずなのに、帰宅してから睡眠時間を削ってまで頑張っている人がいれば、休日に副業を頑張っている人もいます。

どちらにしても、頭や身体を休める時間はいずこ?

そこまでしても、成し遂げる必要がなければ到底できることではありません。

若ければできる?

時間があればできる?

体力があればできる?

どれがあってもできない人がほとんどではないでしょうか?

ですから「副業を頑張っている人はすごい!」

と思うわけです。

しかも、一時的に始めるだけなら誰にでもできそうですが、続けるとなると話は別です。

頑張らなければできないことですが、無理をしたら身体を壊すリスクもあるのです。

まとめ

仕事でも趣味でも、基本的に好きなことでないと続かないのではと思います。

好きなことでも、「頑張っているのに何の成果も見えてこない」となると、それでも続けることはモチベーションが保てなくなります。

そういう意味でも、本業も副業も頑張って続けるだけでもすごいことだと思います。

その上に成果が付いてきているとなれば、もう、尊敬しかありません。

どこで諦める必要があるのか、それとも、諦めないで続けることを選択するのか・・・

もしかしたら、副業を頑張っている人の中にも、「これでいいのか?」とこれから進むべき道に迷いを感じつつ頑張っている人もいるかも知れません。

スーパーマンのような頑丈な身体が2つと、1日の時間が48時間でもあればと思うこともありますが、あったらできるかと言えば、結局のところ、どんな状況でも「やる人はやる」「やらない人はやらない」のでしょうね。(笑)

詰まるところは、「考え方」の違いではないでしょうか。

今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。

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