歳と共に、若い時にはなかったことが増えてきます。今あった「あれ」はどこ?「何しにここへ来たんだっけ?」というようなことに遭遇しているシニアの方も多いのではないでしょうか。
今回は、シニアになってみないと笑えない現実を挙げてみたいと思います。
シニアとは言っても、還暦過ぎの大台に乗ったシニアです。
老眼鏡はいずこ?
何処へ行ってもそれがあると便利
そういえば、随分と以前から、視力がいい友人が言っていたことを思い出します。
「老眼が始まっちゃって・・・」
目のいい人は、40代頃から「老眼」が始まるようですね。
友人曰く、老眼鏡が1本だと、どこかで外した時に場所を忘れてしまいあちこち探しまわるので、安い老眼鏡を数本購入し、各部屋へ置いておくのだそうです。
今では「100均」でも老眼鏡は売られていますから、ちょっと間に合わせにはちょうどいいとか(笑)
また、別の友人は、「老眼鏡老眼鏡・・・」と言ってあちこち探していたら、なんということ、自分の頭についていたことがあったそうです(笑)
生まれつき目が悪い筆者には、老眼鏡には縁がないので人の体験談は参考になります(笑)
足が上がらない!
運動不足を実感することが多くなる
部屋と部屋の間にある、たった1センチの段差につまずくことがあります。
ものすごく痛い!.·´¯`(>▂<)´¯`·.
かわいい「足の小指ちゃん」が泣きっ面をかいています。
「痛いッ~」としかめっ面をした後、そんな自分がおかしくて笑ってしまいます。
「あああ、若い時はこんなことなかったのになあ」とか・・・(笑)
それにしても、たった1本の指って痛さが集中するのでしょうか?
一瞬、息ができなくなります。ಥ_ಥ
自分と同じような年代の人達と仕事をしている友人の話
「あれ」「それ」で話が通じてしまうそうです
友人と言っても仕事の職種が違うと、働く環境が全く違います。
違う職種の世界の話は聞いても実感としてはわかりません。
しかし、「なんだっけ、ほら、あれあれ」と言って通じてしまうシニア同士の「ワンちゃん語」があるそうなのです。
これで大概話が通じてしまうことが多いそうですが、これは、「わかるゥ~!」で共感します。
動物との会話なら、そんな感じでも通じてしまうのですから、ほとんど「ワンちゃん語」です。
歳をとると、「以心伝心」という伝え方でも十分になるのでしょうか?(笑)
本当に、最近は人と話をしていてもそういうことが多くなってきた気がします。(ʘ ʖ̯ ʘ)
勿論、仕事ではそういうことはないのですから、やっぱり、気が入っていないどうでもいいような会話の時に限るようです。(笑)
何事も、締め付けられるのはキツイ
年齢とともに、締め付けられ感には堪えられなくなる
若い時には、何事も勉強しなければなりません。
ですから、仕事などでは多少の締め付け感はあった方がいいかも知れません。
それから、若いうちは見た目にも気を使います。
洋服の流行は、数年おきに回っているといいます。
Gパンも、上着も、パツパツで小さ目のものが流行ることがあれば、ゆったりとオーバーサイズのものが流行ることがあります。
若い頃はパツパツに締め付けたGパンを履いたり、タイトなスカートを履いたりもしましたが、全く窮屈に感じたことはなかったです。
でも、年齢を重ねると、身体を締め付けるような着るものは苦手になるようです。
特に、おなか周りなどを締め付けることが、窮屈に感じます。
勿論、シニアの方が全員そうではないと思いますが、なんとなく、ゆったり感がある服を着ると気持ちもゆったりする気がします。
海外のシニアの方は、パツパツのジーンズを履いている男性や女性も多いですし、「カッコいいな」と思いますが、日本人は歳と共に地味になる傾向がありますね。
もう、見た目より「自分が着ていて楽な服が一番」になってくるのではないかと、自分が歳を取ってみて感じます。
若いときから体形やサイズが変わっていなくても、やはり、年齢の分だけ全体的に下に下がっているのは間違いないのです。
かと言っても、一旦下がったものを無理やり上にあげるのはちょっときついですね(笑)
一番笑えること
自分が歳を取ったという事実に目をつむること
いくつになっても現役で仕事をしている間は、余り自分の年齢が気にならないですし、事実、毎日元気です。
昨日の延長に今日があるのですから、一日で急に歳を感じることなどないのですが・・・
男性でも定年退職されると、急に自分が「誰にも必要とされなくなった気がする」と言います。
それでも、反対に内心ではそう感じているものの、素直に弱みを見せられず現役時代と変わらない自分を必死で演出している人もいると言います。
そんな世間の話を聞くと、本当にわかる気がするのです。
誰だって、自分が歳を取っている事実を認めたくはないですよね。(笑)
でも、きっと、以前の自分を知っている人から見たら何かが違ってきているはずなのです。
多分、それが現実の自分の姿なのでしょう。
「こんなはずでは・・・」と思うことに遭遇することの多き事・・・
覚えているはずのことを、瞬間忘れる。
人の名前が出てこない。
「なんだっけ」が多くなる。
それから、どんなに頑張っても重力には逆らえないのです。
無理をしていることが、傍から見てもわかるような「若さ自慢」は、返って「滑稽」でもあります。
時々、わかっていても、強がっている自分に「ハッ!」とする時があります。⊙﹏⊙∥
そんなときは、「自分で自分を笑ってしまう」訳ですが、もういいではないかと現実を認めてしまえば一気に楽になりますよね。
まとめ
サザエさんの父「磯野波平」年齢54歳
サザエさんの母「磯野フネ」推定年齢52歳
昭和の代表アニメ「サザエさん」の両親の姿です。
同年代の方にはおなじみですね(笑)
昭和時代は50代でもこんな感じでした。
それに比べて最近のシニアは確かに若いですね。
しかし、それでもさすがに60歳を過ぎると個人差はあるものの、実際には年齢は年齢です。
見た目の違いは別として、その人なりに歳は感じているはずなのです。
突っ張りも、はったりも、若いときだけの特権だと自覚して、年齢相応の生き方ができるようにしたいと思うこの頃なのです。
「年を取ると人間が丸くなる」とは言うけれど、なかなか思うようにいかない現実を過ごしていると、「まだまだ角が取れていないな」と思うことしきりです(笑)
90代の人から見たら、「60代はハナタレ」でしょうけれど、それでもなんだか現役の時には見えなかった景色が見えて灌漑深い年代ですね。
若い時には想像もしなかったことに遭遇して、歳を取ったことへの嘆きを感じつつ、たった1センチの段差につまずくようになった自分を笑えることもまた歳を取ることの特権かと思うことにします。(笑)