『60代の食わず嫌いは何?』パソコンは出来なくて当たり前と考えていない?

シニアライフ

今現在の60代というのは、昭和時代を生きて来た代表の年代です。いわばアナログ時代を生きて来ているので、特にパソコンが出来ずとも困ることもなかった年代です。

仕事でどうしてもパソコンが必要でもなかったら、「私パソコンできない」とか「知らない」とか言ったところで、周囲も「仕方ないよね」で済ませられる年代ですね。

でも、50代であればどうでしょうか?

たった10歳の違いでも、50代ではもう逃げられない年代です。

70代80代は出来ないのが当たり前、できたら凄い!

60代では、できる人はできるけれど、全く縁がなかった人もいて、できる人と出来ない人の割合に極端な差があるかも知れません。

これは関わってきた職種によるものが大きいですが、「食わず嫌い」ということもあるのではないでしょうか?

食うか食わないかの選択肢がある年代。それが60代ですね。

本記事では、パソコンを始めてみたいと考えている人の参考になることをお話しします。

(※ 筆者は、55歳でワードとエクセルのパソコン資格(MOS)を取得しています)

60代からでも遅くない!パソコンができると得られるもの

・今までと違う世界が見られる

・いつまでも若い人に頼らないように

・沢山の情報を見つけられるようになる

・できることが増えると楽しい

・自分では苦手だと思っていたことが、案外好きかも知れないから

・シニア世代の時間を有効に使えるようになる

今までと違った世界が見られる

スマホやパソコンができると便利

現に、筆者の周りでは、仕事でパソコンを使っている人以外の60代は、パソコンはあまりできない人が多いです。

でも、まだ今のところは、できないからと言っても生活に困ることもないので、勉強しようと思う人も少ないのが実情です。

現在、国が推奨している「マイナンバーカードの作成」で最高20000ポイントゲットできるキャンペーンですでに20000ポイントゲットされた方も多いかと思います。

「マイナンバーカード」をまだ作っていない人は、「マイナンバーカード新規取得」で5000ポイント。マイナンバーカードを「健康保険証として利用申込」することで7500ポイント。「公金受取口座登録」で7500ポイント。合計20000ポイントが「マイナポイント」としてゲットできるというものです。

20000ポイントって大きいですよね。

20000円の現金を頂けるのと同じな訳ですから。

当初、9月末までの登録が対象でしたが12/31日まで期間が延長されました。

筆者は、キャンペーンの第一弾の時に、すでに5000ポイントはゲットしたので、残り15000ポイントをスマホで手続きしました。

周囲の人の話を聞けば、やはり、手続きのやり方がわからないとか面倒とかまだ手続きをしていない人もいるようです。

高齢者になるとこのようなチャンスがあってもスマホですぐに手続きが出来ない人が多いようで、役場へ行って手続きをしたり、また、役場の入り口には高齢者用の窓口を設置していて、来場者へ手続きの推進をしている市町村もあるようです・・・

そんなことからも、これからのシニアはスマホやパソコンができないと何かと不便な世の中になってきていることを実感しますね。

今は、スマホでもパソコンでも、いつでもどこでもなんでも大概のことは調べれば答えが見つかります。

少しづつでも、「慣れて覚えて」を繰り返してみたらいいのではと思います。

そうすれば何か手続きが必要なことがあっても、調べることが出来れば大概のことは自分で何とかできますし、これまで知らなかった世界が見えてきて本当に視野が広くなります。

いつまでも若い人に頼らないように

ついつい面倒で若い人を頼ってしまう

知っていれば何てことがないようなことも、機械が相手のことは、ついつい面倒になっていませんか?

特に、女性の場合は天性の「機械音痴」というか、そもそも、苦手だと思い込んでいる人が多いかも知れません。

女性でも、機械やら電気やらのことが好きで詳しい人はいますが、比較的少数かと思います。

ちなみに筆者は、何かの説明書を読むことがとても苦手です。

実践してみれば大した工程などないことも、テキストで書くと、やたらと小難しい印象があり「面倒だな」と思う気持ちが勝ってしまいます。

ちょうど、息子が同居しているもので、以前はついつい「聞いた方が早いな」という甘えが出てしまいました。

しかし、最近は聞くことが少なくなりました。

何でも、とにかくまずは「自分で調べてみる。そしてやってみる。」そういうことを繰り返していると、大概のことは自分でできるようになって来ます。

どうしても解決できなかったことがあれば息子に聞いてみますが、そういう時は息子に聞いても「知らない」とか言われることがあります。(笑)

若い人がスマホで文字を打っているのを見ると、なんであんなに早く打てるんだろう?と思いますが、なにも若い人と横並びになる必要など全くないわけで、ただ、アナログ人間だということに胡坐をかいていないで、少しでも若い人の負担にならないよう、自身も含めシニアも頑張りましょうよという話です。

沢山の情報を見つけられるようになる

興味があることや、わからないことはなんでもネットで検索しよう

何事にも、上には上がいて下には下がいるものです。

人と比べる必要もないのですから、とにかく、「自分のペース」でいいのです。

まずは興味があることや、やりたいことや、やり方や、知りたいことがあればインターネットで検索をしてみましょう。

一つ調べようとネットを検索しているうちに、気が付いたら当初の目的と全く違う方向へ寄り道してしまうことがあります。

こういうのを「ネットサーフィン」というのでしょうか?(笑)

特に時間がある時にはまりやすいですね。

でも、芋ずる式に次々と検索したいことが出来て来るということは無意識に「知識欲」が満たされているということでしょうか?

まだ経験がない方も、一度やってみると面白いのでないかと思います。

出来ることが増えると楽しい

はじめは強制的な理由でも良い

筆者が一番最初に仕事でパソコンと格闘することになり、仕方なしにマウスを握った日のことを思い出すと今でも笑えて来ます。25年程前の話です。

当時、パソコンを教えてくれていたのは20代の若い男性でした。

彼も、初めてマウスをクリックしたときは、「下手くそ!」と笑われたそうです。(笑)

自分も、「ダブルクリック」すら上手くできず当時は本当にやりたくなかったです。

紙での作業の方が断然早いし計算も「そろばん」の方が間違いが少ないし早い!と思っていました。

多分、作業の量にもよると思いますが、訳の分からないパソコンと格闘している時間があるなら、手作業の方が早かった時代でした。(笑)

今思い出せば、そんなこともあったなあと思うのですが典型的なアナログ人間の発想ですね。

それからはずっとパソコンを切り離しては仕事が成り立たず、今では仕事以外でもパソコンが無ければ生活が成り立たなくなっています。

そして今思うことは、子供と一緒で、やはり始めはできないことでも、できるようになる喜びが得られるのもパソコンの良きところということです。

自分では苦手だと思っていたことが、案外好きかも知れない

「食べてみたら案外おいしかった!」ことはありませんか?

「食わず嫌い」という言葉があるように、自分では嫌いだと思っていたことがやってみたら案外「自分好きかも?」と思ったことはありませんか?

好きなことでも、例えば身体的な要素でできないこともあれば、特別好きでもないけど、必要に迫れてやらざるを得ず「やってみたら、何とか出来た」以上に、「こういうことが本当は好きだった」と気が付くこともありますね。

機会があるなら、何でもやってみるのが良いかも知れません。

案外、自分で思っている自分とは違う自分に出会えるチャンスがあるかも知れません。

シニア世代の時間を有効に使えるようになる

仕事をリタイヤした時からでも遅くはありません。

情報社会の現代では、仕事を引退したあとに家にいてできる楽しみがあるといいですね。

パソコンとは無縁の仕事をしてきた人が、現職を退職すると「やることがない」と言っている人が多いです。

孫の面倒も、孫がいない人から見ればうらやましい面がありますが、子供や孫の面倒ばかりではなく自分の楽しみを持っていると人生がイキイキしてきますよね。

習い事というのは案外お金が掛かりますが、スマホやパソコンさえあれば、無料でなんでも勉強もできますし、本当にいい時代になりました。

何せ、昔のように豊かな老後を過ごすことが難しい時代ですから出来るだけお金を掛けずに家でも楽しめる趣味があるといいと思いませんか?

スマホでもできることは沢山ありますが、パソコンの方ができることが広がります。

場合によっては、趣味と実益を兼ねることもできる可能性があるのがパソコンです。

「私には無理!」と思っている人も、もしかしたら「もっと早くやっておけば良かった」というくらい向いていたことがわかる人もいるかも知れません。

「60の手習い」とか、「習うより慣れろ」とか昔からよく言いますが、何かを始めるのに「遅い」ことはありません。いくつになっても興味があることはやってみることは「宝さがし」のようで楽しいかも知れません。

今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。

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