『シニアって何歳から?』仕事人生の終盤がまた5年先に延びた話

シニアライフ

今まで、定年が65歳の会社も、2021年4月より企業に対して定年を70歳に延長するなどの「就業確保措置」が努力義務化されました。徐々に定年年齢がまた5歳先延ばしになりそう・・・・・

それに伴い、年金の繰り下げ年齢限度も70歳から最長75歳まで支給の繰り下げが可能となりました。

年金の支給開始時期は、1か月遅らせるごとに0.7%づつ増額するので70歳まで遅らせれば5年分で42%の増額となります。

それを更に5年先まで延ばすことが可能となりました。その分、年金額も1か月0.7%づつ増額していく訳ですから、金額だけ見たら65歳で支給を開始するより75歳まで支給を遅らせれば倍近くの支給額となります。

とはいえ、現実にはそこまで遅らせることができる人はほんの一部の人かと思いますが・・・・

自分は65歳から、年金の支給開始を申請しました。

その理由をお話しします。

  • 仕事を辞めようと思ったから
  • 息子と同居をしているため
  • 人生の時間を考えたから

仕事を辞めようと思ったから

仕事自体が専門職であり、特に定年等がある訳でもなかったので自分次第なところがありました。

70歳まで働こうと思えばそれも可能でしたから、65歳となり年金受給開始が可能となる時期にはいつから申請をしようかとやはり悩みました。

一度申請をしてしまえば、変更することはできません。

お金の心配を始めればきりがなく、できるだけ現役で仕事をしているほうがいいに決まっています。

自分に限らず、ほとんど同年代の皆さんが悩むところではないでしょうか?

プライベートな事情も人それぞれですから、何が正解もないです。

最終的に、自分は人生を一旦仕切り直したいと思い、65歳で年金受給することにして66歳で仕事を辞めました。

息子と同居をしているため

3年ほど前から、一人息子と同居を始めています。

といっても、経済的な負担は、基本的にお互いにしていません。

たまに、何か食べ物を買ってきたりという程度のことです(笑)

しかしながら、年金をいただくような年齢となると、現実色々と若いころとは違いますね。
必要最低限の物で十分と思うようになり、本当に必要なもの以外は欲しいと思わなくなりました。

自分がいなくなってから、息子が物の処分に困らないようにとか、そんなことを考えるようになりました。いわゆる「終活」ということでしょうか?(笑)

同居することになった3年前は、たまたま在宅で仕事をしていましたので息子の都合を優先した生活ができて大変有難い状況でした。

普通の会社員では、日々の生活自体が時間で管理されてしまうため、一人ならそれもなんてことないのですが、やはり、人と同居しているとそうもいかない面が多々あります。

食事も、自分ひとりであれば何でもよいのですが息子がいればそうもいかず(母として)

そういうことも、チリも積もればなんとやらでストレスの要因となりますね。自分の子供であってもそれは同じだと思います。

だとすれば、今後の仕事をする前提を考えた時には、やはり、可能であれば在宅で自分のペースでできる仕事を第一条件にしたいと考えています。

人生の時間を考えたから

年齢的には「高齢者」ですが、現実を考えている面と反対に、あまり実感がないのも事実です。(笑)

人の年齢を聞くと、「ああそうなんだ」と納得したりできるのですが、自分に置き換えてみると本当に面白いものですね。外見は明らかに歳をとっているのですが、中身や気持ちは若い時とあまり変わらない気がします。

その最たるは、子供時代の同級生とは、いつまでも「チャン」呼びです。(笑)

何十年経とうが関係ないですから(笑)

とはいえ、いくら人生100年時代といえど、若い時の20年30年とは訳が違います。
ボチボチ我慢して生きるには一年が長すぎます。

好きなようにしたい欲望に勝てなくなってきました(笑)

60歳からの人生は、選択肢が増える

以上のような理由で会社員という働き方を辞めましたが、これから先も仕事はしていきたいです。

「楽隠居」ならしてもいいですが、「楽ではない隠居」にすらなれそうもありません。(笑)
どんな形にしても、仕事はしていかないとなりません。

ただ、60歳以降は、それぞれの事情により仕事の選択肢が増えてきますので自分に合った第二の人生を生きることか可能となります。

「お金持ち」より「時間持ち」という選択もあります。

現代の世の中では、常識とか価値観とか、それこそ20年ほど前とは全く変わってきましたし、特にこの数年は新型コロナウイルス流行にともない新しい常識が生まれつつあります。

世界情勢も急激に変わりつつありますが、今日一日に感謝しつつ今を乗り切っていきたいものです。

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