『会社員とは違う働き方』初めて個人で仕事を受注してみた

仕事

このところの物価高騰や、税金に関する改正の頻度の高さなどもあり、老後も仕事をするのが当たり前のようになってきつつあります。いずれにしても、会社員を卒業した後の働き方をどうしよう?と考えている人も多いのではないでしょうか?

会社員を卒業してからちょうど10か月になった筆者が、この度、個人として仕事の受注をし初めての仕事を納品することができました。

本記事が、会社員以外の働き方の一つとしてご参考になれば嬉しいです。

定年退職した後は、雇われない働き方がしたいなあ?

どんな仕事をすればいいんだろう?

仕事を優先すればいいんだか、それとも働き方を優先すればいいんだか?

悩むんだよね・・・

40代に入る頃になると、今後の仕事についてこんなことを考える人が増えてくるかも知れません。

筆者も40歳になる直前に、突然そんなことを考え始め今に至っています。

準備はいつからすればよい?

・早ければ早い方が良い

・スキルを身に付けるためには時間が必要

・長い年月の間に、目的が変わる場合もある

・続けてきたことが財産になる

準備は早ければ早い方が良い

経験がものをいう仕事がある

自分がやりたいと思う仕事には、何が必要ですか?

その仕事をするために必要な資格があるかも知れません。資格の勉強は定年後でもできますが、やはりどちらかと言えばその資格を生かすための経験がある方が有利です。

若い年齢であれば、未経験でも資格を生かすために経験を積む時間的な猶予がありますが、60代で未経験のまま資格を生かすことは、少々厳しいかも知れません

勿論、絶対ではありませんし、個人によっても力の差があります。

ただ、年齢を重ねてからの「初めて」というのは体力的にもきつくなる可能性が高いことは確かです。

自分が「これだ」と思う仕事の方向性が見えたなら、なるべく若いうちから準備を始めることに越したことはありません。

体質的に向き不向きがある

男女の違いもあるので、体力的な問題は大きいですね。

時々、大型のトラックを運転している女性を見かけることがあります。

思わず「すごい!」と思ってしまいますが、やはり、見るからに体力がありそうな体格をしていたりします。

きっと、好きな仕事なのでしょう、見た感じも楽しそうにも見えます。

好きな仕事や、やりたい仕事でも、そもそも体力や体質的な問題がありできない仕事もありますから、大概の人は物理的に無理だと思う仕事は、初めから選択肢にないものです。

そして、好きなことだから得意とも限らないのが、これまた不思議なところでもあります。

筆者の場合は「若い時から、骨皮すじえもん」ですから体力が必要な仕事は無理だと判断し、初めから事務的な仕事が基盤となっています。

「数字は好きだけど、数学は苦手」レベルですが、数字が好きなら事務系は向いています。

スキルを身に付けるには、時間が必要

どんなに急いでも、最低限必要な時間がある

スケート選手の練習風景を見ていると、あんなに華やかに自信たっぷりの演技ができるようになるまでの過酷さをまじまじと感じます。

何度も何度も、滑ったり転んだり、時には怪我をしたりしながらも、汗だくでリンクを滑る姿に感動してしまう人も多いことでしょう。

逆に、簡単にできてしまうことは「ドラマ」にもならないですから、過酷なほどに「ドラマ」となってのちに人々を感動させてくれることは間違いないですね。

スケートに限った話ではありません。

どんなスポーツでも勉強でも仕事でも、やはりそういう時間の積み重ねがあって初めて形になっているのですね。

どんなに天才と言っても、ある日突然に何かができるようにはならないということを実感します。

一足飛びに何かを習得することはできないのですから、やはり、何か一つスキルを得るにしても最低限度の時間は必要です。

長い年月の間に、目的が変わる場合がある

目標があっても、一時的に目的がずれることもある

一年単位でみても、人間の気持ちも状況も、時には環境も含めてガラッと変わることがあります。

考えてみれば当たり前のことですね。

昨日と同じ明日がずっと続くなど有り得ない訳です。

特に、現在では本当に明日がどうなっているかなど誰にも想像がつきませんが、そうでないことを前提にしてのお話です。

筆者の場合には、不動産業界に入った時から、不動産に関する仕事を一通り経験してみたいと思っていました。

不動産の仕事と言っても、会社によってメインの仕事はまちまちですから、一つの会社では限られたスキルしか習得することが出来ません。

まだ当時は、ゆくゆくは自分で起業できればと考えていた年齢でしたから、とにかく、修行のつもりで色々な仕事を経験している必要があると考えていました。

しかし、転職にしても転居にしても、動くということは、ある意味生活ができなくリスクも負う訳です。

長い道中には、一時的に思うようにいかない選択を強いられる状況になったこともあります。

それでも、不思議と気が付けばいつの間にか、本来の道へと戻っていました。

不動産業界に入ってから、足掛け27年が経ち66歳で会社員という形を卒業し、個人としての仕事を始めることができた今だからこそ言えることでもあります。

まだ始めたばかりでは、いいも悪いもわかりませんし、続けていけるかどうかもわかりません。

ただ、一つ言えることは、結局これまで続けてきた仕事が、次の仕事へと自然と繋がっていくということです。

続けてきたことが財産になる

長年続くことは、やっぱり好きなこと?

若い年代の人達は、「自分が何をしたいのかわからない」とか「自分に向いている仕事がわからない」とか、そう感じている人も多いのではないでしょうか?

なんとなく、人の服を着ているような「借り着」感覚がある仕事はいまいち合っていない仕事。

仕立てた服のように、しっくり体に合う服のような感覚がある仕事は、自分にピッタリな仕事。

筆者がもし言葉にするなら、そんな感じです。

そして、自分用に仕立てた服を着ているように感じる仕事は、気が付けば長年続けているものなのかも知れません。

そしてそういう仕事は「そんなに無理をしなくてもできる仕事」だったりもしています。

つまり、やはり、「好き」だということでしょうか。

コロナの流行により、仕事に対する考え方も随分と変わってきましたし、これまでの「会社員」神話が崩れてきたというか、もっと自由に自分らしく働きたいと考える若者も増えてきているでしょうか。

「好きなことを仕事に」できたら最高ですね。

筆者がこの年齢になって感じることは、やはり、続けてきたことだけが「財産」になるのではないかということです。

まとめ

60代で定年退職したり、定年退職ではなくても別の事情で会社員生活を卒業した後も仕事をしていく人が多くなっています。

全く畑違いの仕事に就く人もいれば、これまでやってきた仕事の延長線上にある仕事をしていく人もいれば、働き方も個人の事情によって様々です。

何を優先していくかによって、選択肢が沢山ある年代です。

昨今では、特に「会社に定年はあっても、人生に定年は無くなってきている」ように思います。

歳を取ってからの仕事こそ、できれば、自分のスキルが生かせる仕事をしたいと思っている人が多いのではないでしょうか?

会社員ではなく個人として仕事をするというのは、やはり収入の面では本当にあり得ないくらい少なくなります。

それでも、自分の力で稼いだお金は、会社員時代のそれとはまったく違った意味で本当に感動しました。

小さな子供が、一人でお買い物をしてくる過程を取材した「初めてのお使い」というTV番組がありましたが、年齢を重ねても、「まだ見ぬ世界を見に行ってみる!」という好奇心を持っている人を見るとなんだか元気を貰います。

とにかく、「なんでもやりたいことはやってみよう!」

続くかどうかは、やってみなければわからないのですから、「試着」だと思って始めてみましょう。

今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。

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