『植物を学んでみた』人間も同じようなものだと気づき勉強になった

シニアライフ

6月も終わりに近づき、今年も梅雨の真っ只中です。じめじめとした毎日ですが晴れると真夏のように暑くなってきます。今年一年の折り返し地点でもあります。

6月は、友人達との再会ランチがあったりなんだかんだ野暮用が重なった関係で、仕事の受注をしない事に決めて、その間に今まで出来なかったことをやることにしました。

家の中では観葉植物を育てていましたが、外に少し庭を造り植物を植えてみることにしました。

仕事をしていると、あれこれと面倒を見られる時間と精神的な余裕がありません。

家の中と違い、体力も使います。

ようやく、これまで出来なかったことに手を付け始めたらすっかりハマってしまいました(笑)

ガーデニングを趣味にしている人の気持ちが少しわかった気がします。

今回は園芸初心者となってみて、知ったことを記事にしてみます。

どこに何を植えるか、全体像を考える

植物を先に買ってこない

ことの始まりは、ホームセンターへ行った時に一目ぼれしたラベンダーからです。

育て方など、全く勉強しておらず、買って来てから考える始末でした(笑)

5つの苗を購入してきたので、とりあえず、東向きの場所で半日蔭になる花壇に植え付けてみました。

それから、西日が当たる場所にも庭をつくったため、そちらの場所へも追加で2苗を購入してきて植えてみました。

なんでも試してみないとわからないと思うからです。

この発想は、「なんでもやってみよう」の前向き発想からですから、いいと言えばいいのですが、「生き物」相手ですから少し考え違いかも知れません。

1年草か多年草かを調べる

1年草だの多年草だの、そんなことも初めて知りました

植物には、その時期だけ咲いて枯れてしまうものと、毎年花を咲かせるものがあることを知りました。

これまで、何気なく見ていた花達をただ「きれいだなあ」と思って見ていただけだった・・・

ちょっと、色々調べてみたりしているうちに、花を見ると「あ、あれはあの花だ」なんて名前が出てきたりすることに自分でもびっくり(笑)

動物もそうですが、やはり、自分が実際に育てていると自然にわかることが沢山ありますね。

1年草は1年草の良さ、多年草は多年草の良さ。

それぞれの特性をどう生かすか考えながら植えることが大切だと思いました。

日陰向きか、日向向きかを調べて植える場所を特定する

どこに何を植えてもいい訳ではない

太陽が大好きな植物がいれば、日陰が好きな植物もいる。

そうなんだ、「なんだか人間みたいだ」と感じましたが(笑)

目立ちたがりの人がいれば、目立つことが嫌いな人もいます(笑)

家の中では、もう何年も前から植物を育てています。

ひょろひょろに育ったパキラちゃんがいて、それはそれで元気にしていました。

しかし、よその子はもっと立派に育っているのはなぜ?

突然、そんなことを思い調べてみたら、パキラちゃんは太陽が大好き!とのこと。

うちの子は、バリバリの「箱入り娘だか息子だか?」でした。

そうなんだと思い、太陽に当てた途端に「葉焼け」してしまい緑色をしていた葉っぱが一気に黄色くなってしまいました。

箱入り植物を、いくら太陽が好きでも急に日向に出すと植物も環境の変化についていけないようです。

これも、人間と同じですね。

思い切って、一旦丸坊主にして、太陽に当てることにしました。

すると、たったの数日で、あちこちから小さな新芽が顔を出してきていてびっくりです。

土壌改良に必要な土を購入する

植物を植える前に、土づくりが大切と知った

そういえば何年か前に、ひまわりの苗を買ってきて、庭に植えてみたのですがすぐに枯れてしまいました。

土があれば、どこでもいいのかと当時は思っていたのです。

本当に、何をするにしても勉強しないといけないのだと思い知りました。

あれ以来、植木鉢に植える以外は、地植えにする自信がなく殺風景な庭のままでした。

何もしなければ時間もお金も掛からないと割り切って過ごしていました。

動物の場合はきちんと最後まで面倒を見られないなら飼うべきではないと思っています。

動物と比較したら飛躍しすぎな気がしないでもないのですが、植物も植えたら多少は手が掛かるものですから。

しかし、小さかった苗が日に日に元気に大きくなり、植木鉢から溢れんばかりに花を咲かせてくれた姿には感動します。

一度成功すると、少し自信がついてきて、2度目は「大丈夫!」と思う訳です。(笑)

何をするにも、「土台」が大事。

またしても、人間にそっくり!(笑)

できるだけ、腰に負担を掛けない工夫をする

園芸は、案外肉体労働

庭を造るとしても、普通は重くて持ち上げることが出来ないような石を動かさないとコトが足りない場合があります。

まともに持ち上げようものなら、あとの腰痛は確実です。

石の移動に関しては、とにかく、「持たない」で移動させる技を以前から発見しています。

最初の稼働だけ少し力が必要ですが、少し動いたらあとは「転がして移動」。

これが一番腰に負担が掛からず、移動することが出来ます。

まともに持ち上げていた頃は、ひどい腰痛になりました(笑)

水やりも、できるだけ少なくて済むように鉢植えの数を最低限にして地植えを優先していきます。

梅雨前に植物を剪定しておく

植物のほとんどが、高温多湿状態が苦手

今現在、お花が満開で見ごろとなっていても、高温多湿となる梅雨時期に入る前に剪定をした方がいいらしいと知る。

綺麗に咲いているお花を切ってしまうことに最初は抵抗があっても、長くお花を楽しむために蕾も含めて全て切ってしまう方が、結局お花の為に良いと知りました。

このことを知らなければ、今咲いているお花に満足して終わりにしてしまいます。

なんだか、大事にすることの意味を考えさせられました。

「人間に例えれば、「かわいい子には旅をさせろ」って感じですかね(笑)

これって、人間にそっくりだと気づく

全てのことが、人間にも言えることだと気づく

地球に存在している全ての生き物には、自分の生命の維持のために自然に備わっている恐るべき能力があります。

少し本格的に色々と勉強してみると、本当に植物の生命力と、その神秘に驚くことばかりです。

花の苗を買ってきて、庭に植えようと考え始めた時からYouTubeにアップされているガーデニングのプロの動画や、個人宅でも素晴らしい庭園を造り管理されている園芸ベテランの方の動画など、興味津々で拝見しました。

現在では何をするにも、動画などで先駆者の話が聞けたり実際に目で見ることが出来ます。

文章で説明されても理解するのは少し時間が掛かりますが、実践している様子を目で見ることにより頭を使わなくて済みます。(笑)

これが一番、一歩を踏み出す力になります。

植物を育てることに一番必要なことは、「剪定」です。

ベテランの方が、皆同じ事を言っています。

なるほど!

人間を育てることにも言えるかも知れないと、筆者は感動しきりでした。

今咲いている花の二節目か三節目に、新たな花芽が出ているところの少し上で切り戻しをすることにより、その場所から2倍になって花芽が出て来る。

今のままなら、1つの花で終わってしまう訳ですが、綺麗な花でも切り落としてあげることにより更に花の数が増えるばかりか、開花時期を延ばすことが出来る。

このことは、本当に知りませんでした。

人間も高齢者となると、自分一人でできることはたかが知れて来ます。

体力の低下に伴い、気力の低下も著しくなり、自らする仕事量などもこれまでと同じような量はこなせなくなってきます。

たとえ、気力があったとしても現実を受け止めていないと、最終的に責任が負えなくなる可能性もゼロではありません。

一人の人間を花にたとえたら、今懸命に咲いている花でも敢えて切り取ることにより、後進の若い芽を育てることで、2倍,3倍もの花が咲くことになりはしないかと・・・・

そんなことを考えていたタイミングでの植物の生命力を知り、改めてこの宇宙の道理に共感しました。

まとめ

6月は、仕事もブログもほとんど休みにして「怠け病感染」の自宅待機。

やりたくない事はやらない。

無理はしない。

やりたいことをやってみる。

そんな1か月を自分に許可してみると、何も成果らしきものもない最近でも、確かにここまでくるために「頑張った」ことがありました。

もしかしたら「凄く頑張った」軌跡も確かにありました。

長い人生には、頑張る時は頑張る必要があります。

でも、「休む」ことも仕事のうちと考え、「頑張り続ける」ことはやめましょう。

そうしているうちに、また「新たなエネルギー」が蓄積されてくる感覚になります。

土に触れ、植物に触れ、自然に触れているうちに植物達からも力を貰います。

「パワースポット」と呼ばれる大いなる自然を求めて人々が集まって来る訳。

誰もが、自分自身の力だけでは作れない力を求めているのかも知れませんね。

人から見たら、毎日遊んでいるように見えたかも知れない1か月でしたが、とても意義ある時間を過ごせたことに感謝です。

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