『やりたいことがあるのなら、やってみたら?』と人は言うけど

シニアライフ

「やりたいことがあるんだけど」って言っている人は、大概やらないですね(笑)やる人は、言う前に「今、こんなことをやっているんだけど」って話になります。「いつの間に?」と思うことがありますが、この違いはなんでしょうか?

60年以上も生きてきた筆者の経験から、色々な人を見ていると本当に何かをしている人は「口より先に動いている」って感じです。

これまでの人生にも勿論必要なことかも知れませんが、60代ともなれば尚更「考えている時間はない」ですね(笑)

やりたいことがあるなら、まずやってみてから考えることがいいかも知れません。

そうは言っても、無条件になんでもできる訳でもないのが現実です。

経済的な問題もあることでしょう。

家族の事情もあることでしょう。

体力の問題もあるかも知れません。

やりたいことをやっている人も、一応その辺は考えてから始めているに間違いはありません。

問題は、やろうと思えばできるのに「二の足を踏んでいる自分」にあるのですね(笑)

そうでなければ、誰も悩む必要はないわけですから。

やりたいことがあるのに、1歩を踏み出せない理由を考えてみようと思います。

1・失敗が怖い

2・人からなんて言われるかを考える

3・お金が無くなる心配がある

4・失敗した後、やり直せるか自信がない

大まかにはこんな感じでしょうか?

それでは、こういった心配を無くしてから始めればいいのですね。

どうしたらいいのでしょうか?

68年を生きてきた筆者の体験から、今、そんな場面で立ち止まっている人のご参考になればと思いこの記事を書いています。

勿論、今の自分に対しても改めて言えることです(笑)

やりたいことがあるけど失敗するのが怖くてできない

やってみなければわからないことを考えない

「この道を行ったら正解で、この道を行ったら間違い」なんて答えがわかっていれば誰も悩まないですよね。

筆者も当然60年以上も人生を生きているのですから、何度こんなことがあったかわかりません。

とにかく、自分が楽を望むなら「現状維持」が一番です。

何もしなければ失敗する心配はありませんからね。

やりたいことをやってみることと、そのことを続けることとは全く意味が違います。

「やってみたけど、違った」と感じたら、「違ったとわかった」だけでも成功なのです。

やってみなければわからないことを、どんなに考えてみたところで誰も正解を教えてくれる人はいませんから。

筆者自身も、これまでやったことがないことに現実進行中で、まだ、その結論は出ていませんが、もし、結果的に「失敗だったなあ」と思っても、やっぱりやったことに後悔はありません。

どんな結果になるかなんて、神様にもわからないことではないでしょうか?

人からなんて言われるかを考えると・・・

人は自分が思っているほど、人のことには関心がないものです

「人は人」です。

自分がやっていることによって家族が迷惑をこうむっているとか、家族に文句を言われたとかなら、そういうことはあるかも知れませんね(笑)

でも、家族はあくまでも当事者サイドの人間ですから、他人ではありません。

たとえ、失敗したとしても最終的には許してもらえるのではないでしょうか?

例えば、金銭的な負担を強いたとかの話になれば、全て許してもらえるかどうかわかりませんから、程度問題はあろうかと思います。

性格もあるかも知れませんが、人のことがとても気になるタイプの人ほど、自分が人からどう思われているかを気にするのでしょうか?

いずれにしても、自分が気にしているほど他人は人のことに興味はありませんよ。

失敗しようが成功しようがです。

失敗したら「笑われる」と思うのは勘違いです。

では、成功したら「褒められる」と思いますか?(笑)

どっちもないのが現実です。

要するに、余程の有名人か、凄いことをした以外は、凡人が何をしているかなんて関心がないわけです。

ですから、そんなことを気にして、やりたいことをやらないことで無くしているものを考えてみるといいかも知れませんね。

その最たるは、「時間」です。

お金が無くなる心配がある

お金は動いています

「金は天下の周りもの」とは昔からよく言うではありませんか。

本当かどうかは別として、そう感じることは多かった気がします。

年金をもらう年齢ともなれば、さすがに「それもないか」と思うのですが、まだまだ若い年代の人には「お金」を理由にして自分の可能性を閉ざしてしまうようなことはしないでほしいと思います。

現代は特に、若い年代の方も「老後の心配」をしている人が多くなり「貯蓄」の方向へ向かっているようです。

勿論、本当にそれも大事だとは思いますが、まずは「お金」というのはどうなのでしょうか?

通帳に貯めこんだ1万円は、どこまで行っても1万円です。

金利でも高ければ話は別ですが、現在は返ってマイナスになっているかも知れません(笑)

投資が目的なら、それはそれですが、そうではなくダダの貯金の場合です。

万が一のことも想定しつつ、最低限度のお金の準備をしてからやりたいことをするのが一番ですが、時間的な余裕などを考えた時はそれがベターではないケースもあります。

10年後、その1万円はどうなっているか。

1・1万円のまま残っている

2・マイナスになっている

3・1万円以上になっている

大概こんなところでしょうか?

もう一つ、「プラスマイナスゼロ」というのがありました。

しかし、この場合には、やりたいことをやった結果、例え「ゼロ」になっていてもお金には代えられない「経験」という財産が残っているのです。

やがて、その経験がそこから先の土台を作ってくれるものに「化ける」かも知れません。(笑)

たとえ「タヌキ」にならなくてもいいではないですか。

やりたいことに挑戦した自分に自信が持てますよね。

失敗したとか成功したとか、そういった結果だけにとらわれないことが大事だと筆者は考えています。

失敗した後、やり直せるか自信がない

失敗したって命までは取られない

最近では、インターネットで老いも若きも情報が得られる時代になりました。

筆者は、スマホを初めて手にして「YouTube」というものを見た時は本当に感激しました。

それまでは、「本」を頼りに人生を生きてきたようなものでしたが、自分と同じ考え方をしている人がこんなにも沢山いるということに感激したことを思い出します。

若い時は特に、自分の歩いている道が正しいのかとか、どう生きたら「幸せ」なのか、「自分がどうしたいのか」とか。そんなことばかり考えていました。

リアルな世界では、そんな話をする人もいませんでしたし、指針となるものが見つからず悶々とした日もありました。

ですが、なんと、ネットの世界には「リアルな体験談」を惜しげもなく話してくれる人が沢山いるのです。

特に、現在は成功して有名になっている人が話している「失敗談」には本当に勇気を貰いますね。

どんなに強い人でも、やはり、未知のことをすることに対しては初めから自信があってやっているとは限らないものです。

内心では、「失敗したら後がない恐怖」を感じているのかも知れません。

不安だと思うほど「不安お化け」が、一人から二人になり、どんどん増えてくるのです。

それこそ、自分が感じていることを引き寄せてしまう、まさしく「引き寄せの法則」ですから当たり前ですね。

「来るなら来い」くらいの気持ちでいれば、不安お化けも面白くなくなって去っていくかも知れません(笑)

何事か考えているときは、どうしても視野が狭くなり偏ってしまいます。

堂々巡りをしているような状態になることもあります。

でも、「腹をくくる」といずれ結論は出ます。

戦国時代じゃあるまいし、失敗したって命まで取られるわけではありません。

それは勿論、その時はきっと「どん底」気分を味わうことになるかも知れませんが「山高ければ谷深し」です。

何もしなければ、山も谷も味わうことは絶対にないのです。

ジェットコースターがなぜ楽しいかと言えば、上がったり下がったりの高低差プラススピードです。

降りた後、ボサボサになった髪と共に、「楽しかった~!」という興奮が、「また乗りたい」という気持ちにさせるのですね。

人生も、似たようなものかも知れません。

平らな人生を望む人は、望む方向へ。

やりたいことがある人は、多分、平らなだけの人生ではつまらないかも知れません。

ならば、それはそれで、そういう人生の方向へ。

結果がどうこうというよりも、自分の気持ちに正直に生きればいいと思います。

やり直しなんて、何回でもできます。

しかも、その数だけ「経験」を味わった醍醐味があります。

まとめ

筆者も、今は、一円にもならないことをしているのですが、リアルな友人にはそういう話は通じないようです。

「一円にもならないことをやってるの?」で終わりです。

根本的な価値観の違いがあまりに大きいと、お互いに理解ができないことがありますからね。

これも、どちらが正しいとかの話ではありません。

わからないだけです。(笑)

筆者はそんな不安を感じつつ、その都度自分が信じた道を進んできたことは本当に良かったと思っているのです。

振り返ってみれば、「もしあの時にやっていなかったら」の恐怖の方が大きいですね。

一時の恐怖に負ければ、その後に、もっと巨大な恐怖に遭遇するというのが筆者の実感です。

それは、過ぎた時間は取り戻せないということです。

1年前にやっていれば何とかなったかも知れないことが、1年後にはもうできなくなっている可能性だってあるのです。

こんなことをしていて意味があるのかと、迷走している日々を過ごしている自分に向けて記事を書いていました。もし、同じようなことで立ち止まっている人がいたら一緒に頑張ってみませんか。

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