何歳になっても、「これをやってみたい」ということに気が付いたらやってみる事が大事だと思う人と、「今更やっても」という人の違いは何でしょう?
始める年齢は関係なく、何歳になっても、そのタイミングが来たならやってみたらと考える人と「今更?」という人がいます。
今回は、この違いについて考えてみます。
定年になって時間が出来たら挑戦したいことがあるんだけど、どう思う?
今から始めても遅いよ!
なんで?
・何事も本人がその気にならなければ始まらない
・何か始めるには、タイミングが必須
・何かに挑戦したことがない人が「今更?」と考える
・挑戦してきた人は、挑戦したい人を応援できる
・安定志向もそれはそれで良い
何事も、本人がその気にならないと始まらない
本人がその気になる時期は、人によって違う
60代になると、これから先の生き方を考える年齢になります。これまでとは全く違うことに偶然出会うこともあります。
そして、「やってみたい」と思うことがあるかも知れません。
筆者の同年代の友人に難関の国家資格の勉強をしている人がいます。
元々は、やってきた仕事の分野と同類の資格ですが、事情により今は全く異業種で働いています。
何歳になっても、勉強したり挑戦したりしている人を見ると本当に応援したくなりますが、友人はそのことを職場の人に話をしたら「今更?」と言われたとか・・・
どちらがいい悪いの話ではないのですが、「その歳で今更」と考える人と、歳は関係ないと考える人の違いは何でしょうか?
どうやら見ていると、「現状維持」とか「安定志向」が強い人の方が、「今更やっても無駄だ」と考えるような気がします。
たまたま、何かやりたいことが見つかった年齢が今になっただけかも知れません。
今が何歳でも、何かに挑戦することは素敵なことだと思います。
何か始めるには、タイミングが必須
いつでもできる訳ではない
ずっと前からやりたくてもできなかったこともあれば、今になってやりたいことが見つかった場合もあります。
いずれにしても、できるかできないかは、その時の状況が大きく影響してきます。
誰かに負担や迷惑を掛けてまでは、できる事とできない事があります。
また、逆に、誰かに負担や迷惑を掛けても周囲の理解や協力で可能になる場合もあります。
全てが自分の意思でできる事なら何の問題もありません(笑)
しかし、大概は、なかなかタイミングが揃わず気が付いたら60代になっていたとか・・・
旅行に行くこともそうですね。
時間がない、お金がない・・などと言っているうちに、行きたくても行けなくなると聞きます。(笑)
本当に、いつでもできると思っていると悔いを残すことになりかねません。
タイミングが揃ったなら、思い切ってやってみる事が大切です。
何かに挑戦したことがない人が、「今更?」と考える
何かに挑戦したことで得たものが一つでもある人は「今更」と考えない
こればかりは、何が良いと悪いとかの問題ではないので、生き方の違いです。
本人が良ければそれでいい訳です。
挑戦することは素晴らしいことです。
挑戦しないことも素晴らしいことです。
ですが、挑戦しようとしている人に対して「今更やっても無駄だ」などと、出鼻をくじくようなことを言うのはどうかと・・・
考え方は人それぞれですから、思っていても口に出してはいけない事もあるのでは?と、友人の話を聞いて思いました。
「類は友」ですから、同じ勉強をしているとか同じ仕事をしているとか、何か共通しているところがあると話が合います。
そうでない場合は、また別のところで似たようなところがあるから友人になったりする訳です。
ただ、何かに挑戦することが好きな人は、そうではない友人にはそのことに関しては話をしないかも知れません(笑)
筆者の周囲では、40代~60代でも、何か勉強している人が多いです。
次から次に新たな勉強をしている50代の友人もいます。
先日も、「今度は何を取るの?」と聞いたばかりです。
彼女曰く、「定年後の仕事の為に、今、取れる資格は取っておきたい」のだそうです。
「ご主人がいるのに?」と聞けば、「旦那は全くあてにならない!」とか(笑)
どこまで本当の話かはさておき、その意欲には感服します。
確かに、気持ち的にはやりたいことがあっても年齢と共に、体力がついてこなくなってきます。
勉強するって、頭も使う作業ですから、やはり体力があるうちにやっておくことは正解です。
挑戦してきた人は、挑戦したい人を応援できる
結果がどうであれ、何か目標があることは素晴らしい
こればかりは、人に理解してもらうことは少し難しい場合があるかも知れません。
考えていることや生き方は人によって様々です。
「同類」であれば、理解もできるし応援もできます。
ただ、何か、資格を取るためのお金や時間が「無駄」と考えている人がいるのも事実です。
ましてや、勉強をするために掛けた時間やお金や労力が報われる結果となればまだしも、そうではない結果で終わってしまった場合です。
本人は、「頑張った結果だから」と納得できたとしても、元々、そうではない人から見たら「だから言ったのに」というところでしょうか?
案外、それでも、挑戦して一度でも成功したことがある人は次の挑戦は「負け戦」になる可能性を十分承知した上で挑戦している場合が多いです。
たとえ、失敗したとしても、そのことに掛けた時間を「惜しい」とか「無駄だった」とか、そんな風には思わないものです。
しかし、そういう体験をしたことがない人には、なかなか、理解が出来ない事かも知れません。
安定志向も、それはそれで良き
安定志向で、現実主義も良き
長い人生を考えれば、もしかしたら「安定志向」が一番です。
ただ、今のような時代となればそうも言っていられないのが現実となっています。
誰でも、できる事なら同じところで慣れ親しんだ人間関係の中で仕事ができれば安心です。
しかし、「転ばぬ先の杖」を考え始めれば、「今のままでいいのか?」と自問自答している人も多いのではないでしょうか?
仕事人生も終わりが見えてきている年齢なら、できればそのまま現状維持が良いかも知れません。
しかし今は老若男女問わず、これからの人生を考え直す人が本当に多くなりました。
情報が溢れていることも、迷いが生じる原因の一つかも知れませんが、やはり、今のご時世です。
老後の心配をするなという方が無理な時代です。
でもどうにか、生涯を自分の力で生き抜きたいというのが誰しもの願いだと思います。
まとめ
案外、人は自分にないものを持っている人が羨ましいと感じるところがあるものです。
家や、お金や、仕事や人間関係など。
あげればきりがないです。
自分もそう感じる事が多々あります。
でも、「隣の芝生」ですから青く見えているだけで、隣からはこちらが青く見えているもの。
結局そこに落ち着くのです。
ないものねだりをしたところで、ないものはない!(笑)
その中で、一つでも自分の見方になってくれると思う勉強をしたり資格を取ったりして頑張っている人を応援したいです。(気持ちだけ(笑))
年齢と共に成功率は低くなっては来ますが、その前向きさが好きです。
50代の友人曰く、「1歳でも若いうちに」と言っていましたが、本当にその通りです。
この数年はコロナで友人とも再会できなかったですが、今年は、あちらこちらでランチの話が出ています。
久々に再会したときに、頑張って成果を手にし「誇らしげな顔」をした友人が見たいです。
今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。