『分相応に生きれば楽ではないか?』今を楽しく生きる為に必要なこと

シニアのお金

物を買うために働くのが好きな人と、そうではない人がいます。昭和の時代ならともかく今の時代はとにかく「ミニマム」な生き方に変わりつつあります。

どうやら、そのあたりの価値観は年齢には関係がないように思います。

現代では、20代とか30代くらいの若い年代の人が今から老後の心配をしたり、そのために「老後資金を貯める」ことに懸命になっている動画を見たり話しを聞いたりすることが増えて来ました。

もっとも、「年金だけでは食べてはいけない」ということが周知のコトとなれば若い年代の人でも「何とかなるさ」とも言っていられなくなるのも無理はありません。

最近、若い人が「小屋暮らし」をしている話題をTVで見ました。

田舎の安い土地を購入し、廃材などを使って自分で小屋を建て、光熱費などもほとんど使わない生活をしていました。

水は井戸を掘り井戸水で生活をし、ガスも使わないという本当に原始的な生活ですが、スマホやパソコンだけは使うという何とも今風な生活スタイルです。(笑)

昭和の時代は特に、「物を買うために働く!」みたいな時代だったような気がしますが、それはそれでそういうことが出来た時代だった訳です。

しかし、今の時代はどうでしょうか?

明日、1年後が見えない時代になっているのです。

「分相応な生活」をしていれば一番安心なのですが、お金がなくても消費をしてしまう人がいるのも事実です。

その違いはどこから来ているのかと考える事があります。

時代も勿論影響があるかと思いますが、それ以前に、個々の価値観の問題のような気がします。

いつの時代に生きていても、物に価値感を持っていない人がいれば、借金をしてまでも物を買う人がいるのも事実です。

どちらも、最終的に自分で責任が取れるなら何も問題はありませんが、ならば、なぜ、自己破産をしてしまったりする人がいるのでしょうか?

自分の楽しみなどに使ったお金を返済できず、自己破産て?

筆者は、こういうことが未だに理解が出来ず・・・・

今回の記事では「分相応」に生活しているといいこと、5つを挙げてみたいと思います。

※あくまでも筆者の考えです。

・物の為に働かなくてもいい

・幸せの感度が低くなる

・自分の為に使うお金より、人の為に使えるお金が増える

・長く使う物には惜しまない

・物以外のところに価値観が持てる

物の為に働かなくていい

生活に必要なものは話が別

借入と言っても、「住宅」や「車」などは生活に必要でも金額が多額になるものは例外です。

現金で購入できればいいですが、なかなかそういう人は少ないのではないでしょうか?

ただし、これについても必要とはいえ、限度がありますから返済に無理があってはいけません。

自分の収入に見合わない物でも、いいものを見れば欲しくなるのが人情です(笑)

そこで、自分の物欲に勝てる人と、勝てない人の差が後の人生に大きく影響してくると思うのです。

住宅ローンなどはその最たるもので、今だけの収入や見込みだけで安易にローンを組んでしまい、長い間には経済的な事情などの変化により、結果的に返済が出来ず大変な思いをしている人も少なくはありません。

筆者は特に、不動産の売買をしてきた関係もあり、明らかに危険だと思うことには事前にストップをかけてしまいます。

幸せになるための家を購入したために、不幸になってしまったら本末転倒ですから。

物の値段には、やはりそれなりの価値が値段に反映されているのですから高い物はそれだけいいのかも知れません。

しかし、筆者の知っている人に、なんでも高いものを買ったまではいいけれど、例えば電化製品などは高いものには、必要でもない機能がついているもので(笑)

本当に必要なときに使い方がわからない!(笑)

なんでも、単純な操作の物の方が用が足りるのです。

それでも、また、電化製品などを買う時は一番良いものを買ってしまい、単純に掃除をするだけの掃除機でいいのに、色々な機能がついているために、肝心な時に掃除ができない(笑)

これは掃除機だけに限った話ではなく、洗濯機から電子レンジから、大概の電化製品に言える事かも知れません。

なのに、なぜ、そういうものを買うのかあ?

と思うのです。

ちなみに、その知り合いとは筆者の父親です(笑)

ただ、父親の場合は借金が大嫌いですから、無理をして買っている訳ではないので文句も言えないのですが(笑)

筆者は、そういう父親を見て育ったせいか、「必要な時にすぐに使える」ことが物を買う時の最低条件です。(笑)

基本的に、分相応な範囲でお金の使い方をしていれば、「買った物」の為に働く必要は無いのです。

幸せの感度が高くなる

小さな幸せを感じる頻度が増える

物の為に働くことをしなければ、物を買うためや、買った物のために働く必要がありません。

ラットレースのように、消費した物の後始末のために働くのはどうでしょうか?

例えば、頂いたお給料から1万円を返済に充てるのと貯金に充てるのとを比べてみれば、行って来いの計算だけで2万円の違いが出るのです。

どこへお金を使うかは人によって、掛ける場所が違いますからそれぞれです。

どうしても必要なことに関してはなんとしても返済しなければなりませんが、完済できるまでの重圧を考えたら、初めからない方がいいですよね。

何が起きるかわからない時代ですから余計です。

明日の保証がない世の中ですから、無ければ無いで満足できる自分でいる方が「幸せ」を感じる頻度が高くなります。

物の価値と、人間の価値はイコールではないと思う人もいるのではないでしょうか?

高価な物を身に付けたからと言って、その人の価値が高くなる訳ではないと思うのですが・・・

ましてや、その物が借金で手に入れたものであれば、「素敵!」とは言えません。

なんでも、安いものがいいと言っている訳ではありません。

自分の分相応であることが前提です(笑)

自分のために使うお金より人の為に使うお金が増える

人は、誰かのために使うお金があることが幸せ

これって、自分が我慢してまでという話ではありません。

意味がないところへ、せっせと支払うお金があるのなら、そのお金を誰かのために使うとすごく幸せな気分になります。

金額の大小ではありません。

たとえ、小さな金額でも、少しの余裕があれば誰かに上げるための買い物をしている時は小さな幸せを感じます。

人から何かを頂くのも嬉しいものですが、案外、人間は喜んでくれる人がいる事に喜びを感じるものではないでしょうか?

筆者もそうですが、洋服とかを見ていると、「これいいな」とその時は思うのですが、買ってきてしまってから「案外いらなかったな」と思うことがあるものです。

その逆に、「買って良かった」と思うことも沢山あります。

多分、目に見える「物」というのは、物が欲しいというより「買いたいだけ」ということもあるような気がするのです。

しかし、誰かに贈るための物を選んでいる時は、「あれがいいかな?これが喜ぶかな?」と、たかだかいくらでもない予算であっても、あちこちのお店を見て回ったりして、自分が納得したものを買えた時は本当に「良かった」と思います。

品物自体の満足というよりも、要するに自分の気持ちが相手に伝わってくれたら嬉しいものです。

長く使うものには惜しまない

「安物買いの銭失い」は本当

なんでも安ければいい訳ではなく、高くても良いものを買っておいた方が結局お得だというのも事実ありますね。

例えば、財布やバックなど、毎日身に付けるものは、やはり良いものの方が長持ちします。

間に合わせの物ならそれも使い方ですが、やはり、買う時に少し高いなと感じるものは毎日使っていても使用感が出て来ませんし、痛みも少ないですね。

お金の使い方もケースバイケースですから、その時の必要性によって使い分ける必要があるなと感じます。

同じ安いものでも、元々は高い金額がついているものはやはり品物はいいですから、そういうものを見つけた時に購入するのも賢いかも知れません。

いずれにしても、物の値段はだてについていないですね。

やはり、その金額にはその金額の理由があるのです。

安い品質の物を安く買っても余り意味はないのですが、用途によって意味があるものにお金を使えたらと思います。

物以外のところに価値観が持てる

いざという時に、物が何かしてくれる訳ではない

どんなにいい家に住んでいても、どんなにいい車に乗っていても、分相応の収入があってのコトであればそれは何の問題もありません。

しかし、現実には、高い年収を得ている人に限って貯蓄がない人が多いとも聞きます。

なぜなら、収入の当てがあるため、頭が「消費脳」になっているかららしいです。

収入の当てがあると、人は、物を買っても支払いができると思うからですね。

得てして、所得が高い人がそうだとしても無理はないように思います。

しかし、近年は地球全体の気温の上昇や季節もおかしくなっているし、世界的な情勢も悪くなっている現在では、災害もいつ自分の身に降りかかってくるかも知れません。

いつ、戦争に巻き込まれるかも知れない状況にもなってきました。

目に見える「物質」だけに価値観を置いていると、その物が万が一崩壊の危機に合った時に、壊れてしまえばもう価値がなくなってしまいます。

必要な時に必要なもの買い、自分の身の丈にあった生活をしていることが万が一の時に自分を助けてくれるかも知れない大切なことのような気がしてなりません。

目に見える「物質」に重きを置く生活より、「何かをするための時間」とか「芸は身を助ける」というのですから何かの技能を身に付けるとか。

いざとなった時に、自らの力で再起する力を持っていることがこれからの時代を生きていくために一番必要なことかも知れません。

物が人を輝かせる場合もありますが、そのことが、誰から見ても分不相応だとしたらその輝きも本来の輝きではなくくすんで見えてしまうのではないでしょうか。

お金のあるなしではなく、日々の暮らしに小さくてもいいから「幸せだな」と感じられることが一つでもあれば、少なくてもその日一日は成功だと思いつつ・・・(笑)

今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。

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