現役時代は、なんといっても仕事優先ですが、その仕事の選択基準の第一位は「収入」の場合が多いと思います。そうではないケースもありますが、まずは生活できることが大前提です。
しかし、一旦現役生活から離れてみると、見える景色が全く違ってきます。
頑張ることが当たり前だった毎日が、まるで別人になったかのように興味感心が変わってきます。
優先順位が変わってくるということですか?
最近、気が付くと色々な事に興味が出てきていて・・・
今回は、60代後半となった筆者が遭遇している「優先順位」の選択肢について考えてみたいと思います。
「仕事を優先するべきか?」それとも、「今やりたいことを優先するべきか?」
・好きなこと
・やりたいこと
・できること
仕事の中身にこだわることより、「興味あること」をやってみたい気持ちが勝ってきた時はどうしたらいいでしょうか?
仕事は、得意なことや知識を生かすことができることをやっている方が「自分が楽」です。
ですが、60代も後半にもなると、それよりも、「今自分がやってみたいことがあるのなら」それを優先した方がいいのでは?と思うようになることがあります。
状況が変わってきていることも理由の一つではありますが、やはり、一番変わってきているのは「自分の気持ち」でしょうか。
60代は、「第二の人生」の始まりともいえる年代です。
そう考えているせいか、このところ、気が付けば頭の中は仕事以外のことでいっぱいになっています。
「興味あることが、仕事のことではなくなっている?」
そのことに、数か月も前から、薄々は気が付いていました(笑)
要するに、仕事より、今やってみたいことができたかも知れないということです。
これからは何を優先しようか?
きっと、60代になると一度は考えることでしょうか?
好きなこととは?
・無意識にやっていること。
・時間を忘れて夢中になっていること。
・生まれつき「好き」なもの
生まれつき好きなことといえば、例えば「動物」とか(笑)
犬が好きな人と猫が好きな人がいますが、動物が好きな人は、大概どちらも好きです。
ただ、「飼う」となると話は別なだけではないでしょうか?
犬は「散歩」が必要ですし、猫は、家がボロボロになる可能性があります。
色々と環境やら条件やらも人によって違い、ただ好きだというだけでは飼えないですね。
音楽や芸術的なセンスも、生まれつきではないかと思う人がいます。
いわゆる「天才」といわれる人ですが、そういう人の才能を見ると「前世にやっていたのでは」と本気で思います。
特に、生まれてから数年しか経っていない子供が、何十年かけてもできないような才能を発揮している姿を見れば「前世」なるものがあったに違いないと思うわけです(笑)
やってみたいこととは?
・自分にできるかどうかわからない。
・でも、そのことができている人がうらやましいと思う。
・「できたらいいな」とふと思う。
大概は、ここで終わることが多いです。
やってみたいと思うだけ(笑)
なぜなら、現実を無視してできない事情がある場合がほとんどですから。
それでも結局、ここで、やった人とやらなかった人の違いがその後の人生の分かれ道となるのです(笑)
世の中、やりたいことをやったもん勝ち!^_~
ではないかと筆者は思うのです。
できることとは?
「好きなこと・やりたいこと」と、「できること」は別だと言われます。
確かにそうかも知れません。
「いつやるの!」「今でしょ!」で有名な「林修先生」の話を聞いたことがあります。
やりたいこととできることは違うということですが、どちらが成功しやすいかというと、「できること」をした方が成功する確率が高いそうです。
「やりたいこと」というのは、あくまで自分がしたいことであって人から求められてもいないし評価もされないことです。
考えてみれば、「お金を稼ぐ」ということは、他人が求めていることをするからその報酬としていただけるものですから。
なんだか、夢も希望もない話ですね(笑)
一気に、現実的な話になってしまいます。>︿<
しかし、これも現役時代の話ならではです。
60代になり、現役時代を卒業する年代となれば話は別です。
「好きなこと・やりたいこと」を優先しても、ようやく許される時代が来たのではないでしょうか?
林修先生の言葉ではないですが、特別お金に余裕があるわけでなくても・・・
「いつやるの!」「今でしょ!」^0^
だって、それこそ明日のことはわからないのですから(笑)
特に「やりたいことがない」場合は、「今できること」をするのが一番です。
でも、もし、「気が付けば頭の中で違うことをしている」ような自分がいるなら・・・
できることより、やってみたいことを優先してみることに1票!
楽しいことが多すぎる
今の時代は、いい年をした年配者にも楽しいことが多すぎます(笑)
やっていると「面白い~!」と叫んでいる自分が「面白い」(笑)
まるで「子供に返った」ような気分になるのです。
仕事もしなければと思いつつ、気が付けば、「試してみたい」ことが多すぎます。(笑)
まとめ
60代になり、これまでやりたくてもできなかったことや、新しいことに興味や関心が出てきたのなら
事情が許す範疇でなら「やってみたらいいのでは?」と思います。
筆者は、自分でもびっくりするくらい「苦手なこと」「自分には無縁だと思っていたこと」「できるわけがないと思っていたこと」を事実この1年半の間にやって来ました。
そして、思うことがあります。
もともと、できなくて当たり前と思っていたことですから、程度など問題ではないのです。
人から見たら笑われるようなレベルだとしても、それでも「やらないよりはまし!」「やって良かった!」と言えます。(笑)
そして27年前に立てた目標が、今変わろうとしている感じがします。
四半世紀以上も前の話です。
その間に時代が大きく変わりました。
終身雇用は無くなり、年功序列なども無くなり、若い年代の人でさえ明日の保証はなくなっています。
そして、当時にはなかった職業が沢山増えてきました。
代わりに、それまでにはあったはずの仕事がなくなっています。
昔から「コンピューター」らしきものはありましたが、現代のように新しいものが次々とIT化されて、AIなどが出現してきて「こんなことまでできるの?」というようなものが沢山出てきました。
本当に、驚くことばかりです。
アナログ人間の代表格である60代。
「石の上にも3年」だとか、「一途に一つこと」が大事だという価値観の中で生きてきた年代です。
こだわることは大切なことだと思いますが、「なにがなんでも」とばかりにしがみつくことが本当に意味があるのだろうか?
「誰のためのこだわり?何のためにこだわっている?」
それから、そのこだわりの結果、「得るものがあるのか?」
時代と共に、目標だって変わらざるを得ない・・・いや、むしろ変わらなければならないのでは?・・
最近は、そんなことばかりを考えています。(笑)
そして自分の本心に気づき、葛藤が生まれるのです。(笑)
決して、今やってみたいことが単純な遊び目的ではないのですが、楽しみつつできるところが素晴らしいです。
同じ勉強でも、昔のように、「苦虫をかみつぶしたような顔」で「勉強」しなくても、現代は視覚的にも楽しめるものが多いです。
そして、なにを勉強するにしても、選択肢が沢山あります。
先生も自分に合った人を選ぶこともできるのです。
しかも、無料です。
こんな素晴らしい時代なのに、自分のプライドだの人の目だのを気にしている時間があるなら「やりたいと思ったこと」をやったもん勝ちです(笑)
60代はもう、結果を求めることより「今を楽しむ」ことを優先してもいい年頃ではないでしょうか(笑)
今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。