つい先日、40代の友人から「親って何ですかねえ」と嘆いているのを聞いたばかり。「子を持って知る親の恩」とは昔からよく聞くが、親は子供が何歳になっても「かわいい」ものです。
こればかりは、本当に子どもを持ってみないとわからない気持ちのようです。
「親ってなんですかねえ?」
「親になったら、誰もが一度は考える事かも?」
本記事では親子について考えてみる事にします。
・何事もないと考えない親子の関係
・子供は親に言えない事がある
・自分の子供だからと何を言ってもいいわけではない
・実の親でも嫌いな人がいるらしい
・親の愛は無償が普通
何事もないと考えない親子の関係
いて当たり前ではない
昔と違って、現代では一度目の結婚は「リハーサル」だなんて言っている人もいるくらいで、今や「バツイチ」は珍しくもない時代です。
右を見ても左を見ても、「親が離婚した」「子供が離婚した」という話を聞く時代です。
当然、「シングルマザー」も増えている訳ですが、男の子の母親より、女の子の母親の方が子供が離れていくことを受け入れる事が難しいのでしょうか?
同じ「親一人子一人」でも、親子が同性の場合にはそもそも距離が近い分だけ、離れがたいのかも知れません。
普通に仲良くしていれば、子供が独立をして離れて暮らしていてもさほど寂しいという気持ちにはならないかも知れませんが、色々あって、お互いの感情のボタンを掛け違った場合です。
ちょっとした感情の行き違いで連絡が取れなくなったり、子供のサイドから拒絶反応が出てきたりした場合は、想像しただけでもショックです。
友人の場合は、ちょっとした親子喧嘩が元で、連絡が取れなくなってしまったようです。
一時的なことにしても、親として心配でもありますがそれ以上に「悲しい」気持ちになりますね。
話を聞いて、もし、それが自分のことだったら仕事も何も手に付かなくなるだろうと想像が出来ました。
「親って、何なんですかねえ」と言った友人の気持ち・・・
わかります・・・
ましてや、「一卵性親子」のように仲良くしていた母娘であれば余計です。
一人親は、「子供の為」に本当に一人で頑張って育ててきたのです。
何度も言いますが、時には「親って、何なんですかね」と言いたくもなります・・・
子供は親に言えない事がある
案外、親子ほど本当のことが言えないもの
生きていれば嬉しいこと、悲しいこと、腹の立つこと。
一歩外に出れば、毎日色々なことがあります。
しかし、自分もそうですが友達には話ができる事でも案外、親には言わないものです。
例えば、学校でいじめに遭っている場合なども、親に話ができいれば解決できるケースもあると思うのですが、子供サイドは「親に心配を掛けたくない」と思うのでしょうか。
辛いことなどがあっても、親には言えないという話はよく聞きます。
人間関係には色々ありますが、親子が一番近い人間関係の割には、案外と精神面で近い訳でもなさそうです。
勿論、人にもよるので一概にそうとも言い切れません。
例えば友達のような親子に見えても、なんでも話をしているかどうかは別問題かも知れません。
自分の子供だからと言って何を言ってもいいわけではない
子供は自分のものではない
子供だからと言っても一人の人間です。
親の所有物ではないのですから、自分の思うようにはいきません。
「なんでそうなるの?」なんてことも沢山あります。
「なんでそうなるの?」ってことは、自分には理解が出来ないからです。
だって、子供と言っても、自分ではないのですから当然です(笑)
子供が産まれて自分が「親」になると、今まで考えたことがなかったことを色々と考えないといけなくなります。
なので、「子育て」=「自分育て」ということになります。(笑)
親も子も、初めての経験な訳ですから失敗しても「やり直し」は無く「やりっぱなし」で終了となります。
「ああすれば良かった」とか「こうすれば良かった」とか、次に活かせるとしたら子育て以外のことだけです。(笑)
子育ては失敗したら「失敗作」で終了!
あとは、子供が自分で考えて生きて行く。(笑)
大体こんなものでしょうか?
ただ一つ、それでも、してはいけない事があります。
子供を傷つけるようなことは言ってはダメです。
言葉は時には「ナイフ」より人を傷つけるものです。
それさえなければ、子供は勝手に大人になっていきます。(笑)
実の親でも嫌いな人がいるらしい
自分の親が大好きな人ばかりではないらしい
色々な人の話を聞いていると、実の親子でも上手くいっていないばかりか「大嫌い」とかそれ以上の感情すら持っている人もいます。
どうしてそういうことになるのか、それなりの理由があるはずですが・・・
事情を聞けば、それでは仕方ないというようなことが多いです。
産まれてきた時から、一番安心できる人間が「親」や「兄弟」のはずですが・・・
色々あって、それがそうでもない人が世の中にはいるようです。
家族だから当たり前でもなく、自分の親や兄弟のことが嫌いでなければそれだけで幸せなことのですね。
家族が大好きだと言える人は「超幸せ者」です。
親の愛は無償が普通
親になってそれが当たり前ではない事に気付く
ある日、友人が言っていた言葉です。
「孫は目に入れても痛くないほど可愛いけど、自分の子供はもっと可愛い」
つまり、「孫は自分の子供の子だから可愛いのだ」ということらしいです。
筆者には孫がいないので孫の可愛さはわかりませんが、その理屈には一票です。(笑)
いいおじさんになった子供でも、自分にとっては「永久に子供」に違いない!
「うんうん」と納得してしまいます。(笑)
他人様なら多少は「してやった」感を持つことはあっても、自分の子供にはそういう感情はないですからね。
まさしく、「無償の愛」とでもいうのでしょうか?
ということは、「自分だって、親からそうしてもらっていた?」かどうかは親に聞いてみないとわかりませんが・・・(笑)
多分、きっと、そうなのでしょう。
でも、それは当たり前でのことではなく「運が良かった」だけかも知れません。
当たり前のことならすべての人がそうであるはず。
でも、そうでない人がいるとしたら・・・
まとめ
子供がかわいいのは当たり前。
すぐに連絡が取れることも当たり前。
子供が住んでいる場所を知っていることが当たり前。
子供は、親が住んでいる場所を知っていることが当たり前。
それ以前に、「子供は親の顔を知っている」のは当たり前。
世の中には「当たり前」のことでも、どれか一つでもそうではない事があれば「当たり前」であることが「当たり前」ではない事に気付きます。
「親って、何なんですかねえ?」が質問その①
20歳以上も年下の友人から、経験者である筆者への質問その②
「どうやって、子供が離れていく寂しさを乗り越えたのですか?」でした。
「時間が解決してくれるよ」としか返す言葉が見つからなかったです。
子育てに20年。とすれば、子離れも20年掛かるかも知れません(笑)
今日も一日、無事に過ごせることに感謝します。